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WEBマガジン

コラム|暮らしのデザイン

これからの「家の買い方/借り方」が変わる



コロナショックから数ヶ月。
私たちの働きかたが変わり、ライフスタイルが変わり、価値観が変わりましたね。

それとともに、企業と消費者との関係性にも変化が少しづつでてきています。

例えば、スマホなどのデバイスを使ったオンラインによる接客も、多くの企業が導入してきてますし、商品を買うという契約行為も法的なハードルを越えて、どんどんと新しい決済方法が増えてきています。


この動きは住宅業界でも同じく、家を借りる「賃貸契約」の行為や、家を買う「売買契約」の行為をオンライン化しようとする動きなど、新しいカタチが見え始めています。




家の契約に欠かせない「重要事項説明」も。


住宅の「賃貸」と「売買」。どちらの契約の方が大変(重い)か?

この答えは、、、「家の売買」です。

どちらも法的な権利の話が多々絡んでくるので「複雑さ」という意味では比べようがないですが、、、
ただ、お金の面で考えるとやはり、売買の方が一度に大きなお金が動く・・という契約行為をすることが多い。

ですので、今回のようなコロナ禍の中での契約(サービス)行為の見直しには、まず「賃貸契約行為」を試験的にスタートさせ、そのPDCAを繰り返して、一般的に使えるレベルまでブラッシュアップをし、「売買契約行為」に活用していく・・という流れが業界の通常の流れです。


その前提がある上で、実は、不動産の契約行為のIT(オンライン)化は、「賃貸業界」においてすでに行われていました。

2015年から賃貸の契約行為において、オンライン上で「重要事項説明」をして契約締結をする流れを試験的に実施しており、本格的な運用が2017年から。
今や、すべての賃貸会社さんがオンラインで重説をできるような体制になっています。
皆さん、ご存知でしたでしょうか?


その流れを受けるかのように、去年2019年10月から、売買契約も試験的にスタート。

検証を繰り返しつつ、オンラインで重要事項説明を進めて(予定は~2020/9月まで)おり、「売買契約」においてもオンライン化されるのはもうすぐ目の前だと言えそうです。




重要事項説明時には、宅建士という宅地建物取引士という資格をもった担当者が、宅建士証を提示して説明をする必要があるので、その部分を動画や音に残す・・という作業も。

また、事前に重要書類を郵便で送って、お客さんがそれに目を通しながら説明を受ける・・といった、今までにない契約行為なので、アンケートなどをとりつつ現実的な実務で支障がでないかなど調査が行われている段階です

※オンラインでの売買取引の社会実験に登録している不動産会社は475社(2020/5月末時点)


大きな買い物なのに、オンラインで済ませるなんて大丈夫なのか?
、、と不安や心配が先行する方も多いやと思いますが、コロナ禍でどんどんと変わる価値観の変化のひとつと感じてもらうしかないですね。
数年後にはきっと抵抗なく自宅でパソコンやテレビを通して契約行為がすすめられている・・そして、この方が楽じゃない!と満足度が上がっているのでは?とも感じています。




契約だけじゃない、オンラインでできる色んなこと


不動産・住宅業界では、withコロナの中で「新しい」接客方法や勤務体系に変わってきています。

いわゆるニューノーマルの時代というものですね。

緊急事態宣言が解除されて、少しづつ普段の生活に戻りつつありますが、基本的には、国が推奨するコロナの感染予防対策のガイドラインがあるので、それに沿う形で日々の営業/業務をこなすといったところです。


働くスタッフの健康管理チェック、勤務時間をずらした時差出勤、事務作業のテレワーク化、ソーシャルディスタンスを考えたデスク配置、マスク着用・・などなど、感染予防のための施策は多い・・。

大変だとは思いますが、皆さん、お客さま第一できちんと実施されている会社さんばかりですね。



さて、オンラインでほぼできることになるであろう契約行為ですが、、
それに伴い、営業や・接客サービスの方法などもだいぶ変わってきました。


そのひとつが、オンラインセミナー。

家を買うことは、一般消費者にとっては分からないことだらけ。

関係する会社も、建築会社、不動産会社、金融機関・・と数多くありますし、何が正しいのか?どれがベストな選択なのか?を、それぞれと話しあい決めていく・・なんて難しい作業なんでしょう。

そんな時に、皆さん参加されるのが、相談会やセミナー/講座だと思います。

しかし、こんなコロナ禍でひとが集まるところはちょっと・・ということもあって、各企業さんはセミナーや講座を「オンライン」で開催するような流れができつつあります。




オンラインだから、リアル感がないというデメリットはあるものの、「意外と良かった」という印象をもつお客さまも実は多くいるようです。

「ショールームや事務所などで、少し緊張感のある場だと落ち着いて話ができなかったりしますが、オンラインで自宅で話していると気を使いすぎることなく、言いたいことをきちんと言える雰囲気で、想像したより良いですね」と。

ただ、「設計プランニングのときには図面を指さして伝えたいなど、手元を使ったコミュニケーションの時に、少し不便に感じている」という声もあるよう。

最近は、この問題に対して、あえてVRを使ったオンライン打ち合わせをしている会社さんもいるようで、それぞれが工夫をこらして対応しているようです。



ちなみに、リフォームの打ち合わせ時には、オンラインがかなり使える!という話も。

実際に、お客さんがスマホで自宅を見せつつ「ここが・・、こういう風に・・こう変えたい」などと、リフォーム会社のスタッフが自宅に入ることなく具体的なリフォームの段取りが組めるということで、最近、オンライン相談が増えているそう。



以前に呼んだドラッカーの本で「今日の常識が明日の非常識となる」という金言を読んだことがありますが、今はそれほどまでに消費者と企業間の価値観が変わろうとしている時なのでしょうね。

今の世の中の変化を、アンテナはって敏感に察知して、より豊かな暮らしになるように対応していきたいものですね。


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