家づくりのこと

【家づくりコラム】坪単価は、家の大きさ・形によって大きく変わる?!

2019/01/20

家づくりを進めていくうえで、みんなが悩む見積もりのこと。

そんな家づくりの建築費用について、書いてみようと思います。


家づくりにおける坪単価を左右するもの


これは、標準仕様としてプランニングの際に提案する設備や内・外装材、ドアなどの種類をしぼりこみ、大量に仕入れておくことでコストを下げるなどの工夫によるもの。


家の大きさはほぼ同じぐらいなのに、ハウスメーカー・工務店・設計事務所など、建築会社の違いや担当となる窓口によっても「なんでこんなに違うんだろう?」と不安になってしまうほど、見積もりの金額に違いがある。建物坪単価が全然違う。

、、なんてことがあります。


これは、なぜでしょう?

まずお話ししたいのは建物の坪単価のこと。


そもそも、坪単価は何によって上がったり下がったりするのでしょうか。

これは、住宅本体価格に大きく影響する、家の形状/デザインや設備/仕様によるものです。


例えば、同じ延床面積の住宅でも、外観の住宅の形状/デザインに、凹凸が多いと施工する壁の面積が広がるため、使われる外壁建材の量や足場のコストも、当然アップします。


「どうしてもこんな形がいいんだ!」と言う住宅のカタチに対する強い想いがあれば、それは優先すべきだと思いますが、そこに強いこだわりがなければ、できるだけシンプルな形にすることで、コストパフォーマンスの高い家づくりに変わってきます。



また、キッチンやトイレなどいわゆる「水まわり」の設備・仕様のグレードを上げれば上げるほど家の本体価格はアップします。

これは、トイレはタンクレスや、キッチンはIHクッキングヒーター/引き出し式の収納など、グレードを上げて価格が高くなる・・ということですね。


家づくりって決め事が多くてすごく大変ですよね。

面倒なことも多いですが、各設備をひとつづつ改めて確認をしつつ、「本当にここまでの仕様・グレードが必要なんだろうか」ということをよく家族で話し合って、ここまでのものは必要ないな・・などの妥協の線引きも含め、必要なものにお金をかけるという意識で決めていくことが大切なことだといえます。





家が小さい程、建物坪単価が上がる?!


たまに、坪単価のことで間違った捉え方をする方がいらっしゃいます。


例えば、同等の仕様・設備の住宅の坪単価が60万だった場合に、20坪なら1200万、30坪なら1800万、40坪なら2400万、 とはなりません。


・住宅にはたくさんの建材が使われるため、物流における資材の運搬費も相当額かかる。

・現場での重い資材を吊り上げたりするクレーンなどの重機の使用料も相当額かかる。

・家の本体価格の家高い割合を占めるキッチンバストイレなどの住宅設備と、家の大小は比例しない。


何が言いたいかと言うと、先ほどの20坪と40坪の住宅の建築費を比べた場合に、小さい住宅である20坪の方が坪単価は割高になるのです。

これは住宅の大小関係なく、ある一定の費用がかかる建築工程が存在するからです。


建築資材の運搬費や建築施工における人件費、また生活に必要な住宅設備など、建築する延床面積と比例しているわけではないんだという理解のもと、建築会社との交渉を進めていくことはスムーズに進めるコツだとも言えます。


しかし、建築会社によっては、設備や内装・外装材のグレードは低くないのに他の建築会社よりも坪単価が低い!なんてこともあります。


もしくは、建築会社さんの持つ引き出し(お客さまへ提案できるもの)の中で、建築資材や住宅設備などが多ければ多いほど、よりお客さんの要望にあったコストパフォーマンスの高い物が提案できるので、結果的にコスパの良い家づくりができることにもなります。


これらは、今までの施工事例を見たり、実際に話をしてみたりして、確認してみたいものですね。

どちらにしろ、建築会社さんの腕の見せ所といったとこでしょうか。


家づくりができる建築会社はたくさんあるので、お客さんの要望に合ったベストな建築会社さんが見つかるといいですね。


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