土地探しのこと

【土地探しコラム】土地の取得費用にいくらかける?

2019/01/20

家づくりにかける「お金」のこと、やっぱり気になりますよね。


家づくりをされる約6割以上の方が、土地探しから始めることになるので、住まいの建築費用の他、土地の取得費用も必要となるので、 全体では3000万から5000万ほどが東海圏で建てるにあたって一般的な相場だと言えます。


土地の取得~家のプランニング~着工~引き渡しまで、お金を支払うタイミングであったり、住宅ローンの対象にはできないキャッシュ支払いがあったりと、「お金」に関わる段取りはなかなか難しいものです。



この家づくりにかかる「お金の流れ」が掴むことができれば、イメージが湧きづらいモヤモヤした不安が、少しは解消できると思います。


今回は、そんなお金の話で、土地の取得費用について書きます。



土地の取得費用ってどう考えるべき?


家を建てるための土地を所有していない方は、当然のことながら、土地の取得する為のお金が必要になります。

土地の取得にかかる費用の考え方は、様々ありますが、まずはある程度の「条件整理」をしておくことが大事なこと。

いわゆる「こんな土地が欲しいなぁ」という要望をまとめておくこと。


例えば、家の大きさを35坪=120㎡弱の広さで、真四角の住宅で建築面積が20坪の家が欲しいと考えた場合。


建ぺい率(土地面積に対する住宅床面積の割合)を60%だと仮定すると、約35坪=約120㎡の土地が必要だということになります。 


そして、仮に土地の坪単価を40万だとすると、35坪×40万=1,400万が土地の費用。

そこに、諸費用を約100万だとすれば、合計1,500万円。

これが、ざっくりとした土地の取得予算という考え方になります。

ただし、あくまで借りることができる金額という意味で、返せることができる金額とは違うんだという認識は持っておきましょう。



まずは、土地 + 建物 = 全体予算 を。


先ほどの続きですが。

全体の予算を4,000万円だと仮定したら、土地の取得費用1,500万円を差し引いて、家づくりにかけることに出来る費用は、2,500万円ということになります。


いやもっと、利便性の良い(土地の坪単価が高い)土地に家を建てたい!ということで、歳の坪単価が60万だった場合に、土地の取得費用は35坪×60万+100万=2,200万。

これを予算の4000万から差い引くと・・、家づくりにかけることができる費用は1800万になります。

そうすると、理想としている家づくりができないなんて結果になりますよね・・。


ですので、家づくりにかける全体の予算の把握から、「どんな土地に住みたいのか」と「どんな家に住みたいのか」これらのバランスを見ながら、配分していく流れになります。




先に予算の上限を決めておくことも検討してみてください


家づくりを考え始めた時に、真っ先にすることは何ですか?

住宅展示場に言って色々な建築会社のモデルハウスを見学してみたり、 様々な建築会社の営業マンや設計士と話をしてみたり・・

家づくりをイメージしていくことを先行しがちですが、その前にお金の専門家であるファイナンシャルプランナーや、知り合いの信用できる金融関係の方に相談してみるのもありですね。


単純に、金融関連の信用情報機関へ事前審査をして、上限でいくらまで借りることができるのかということを調べたりもできます。


・住宅ローンの名義となる方の年齢が何歳であと何年働けるのか?

子供が何歳で、進学や就職など何歳までの子育て資金が必要なのか?

住宅ローン以外の一般ローンの残債額がいくらなのか?

現預貯金などのキャッシュをいくらほど手元に残しておくべきなのか?


最低限、中長期的な資金計画を考えて、無理なく、少し余裕が持てるほどの返済計画で考えておくことで、突発的な支出や想定していなかった事態にも対応できるかもしれません。


また、住宅ローンの金利は国策によって一般のローンよりもかなり低く金利設定がされています。

それゆえに、金利が安いからと言ってローンの返済期間をめいっぱいまで使って返していこうと考える方はたくさんいらっしゃいますが、その計画はモッタイナイとも考えることができます。


返す金額や返す期間が他のローンよりも長いので、繰り上げ返済をして返済期間を短くしたり、返済額を減らしたりすることで、利息の節約効果は大きくなります。


住宅ローンを借りられる皆さんは、30年や35年という返済期間を組んで融資を受けますが、実質の平均的な返済期間は22~23年と言われています。


住宅ローン控除の節税効果を活かして10年経ったら繰り上げ返済をするなど、家を買うときの税金の優遇制度なのはきちんと勉強して、フル活用することをお勧めします。

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